プロジェクト概要
掩体壕を戦跡保存公園として整備し、平和学習に活用
かつて本町には旧陸軍が東洋一の規模を誇った大刀洗飛行場を中心とする一大軍都が存在し、歴史的役割を果たしながら大きく発展していきました。この飛行場は特攻隊の中継基地として、数多くの若き特攻隊員たちの出撃を見送った場所でもあります。しかし、昭和20年3月の大空襲によって壊滅的な被害を受け、巨大な航空基地は姿を消し、飛行場とその周辺では民間人を含む多くの命が失われました。平成21年10月この地で起きた歴史の真実を永久に語り継ぎ、平和のメッセージを発信し続けていく拠点として大刀洗平和記念館は建設されました。
この周辺には今もさまざまな戦跡が残っており、中でも高上(たこえ)地区にある掩体壕(※)は飛行機の格納庫だったもので、大刀洗飛行場や城山周辺にはいくつも造られましたが、現存しているのはこの掩体壕のみで、コンクリート製、高さが7m30cm、幅が44mもあります。
この現存する掩体壕を、次の完成図のように公園化整備し、フィールドワークや戦跡見学の拠点として活用します。
※ 掩体壕…装備や物資、人などを敵の攻撃から守るための施設のこと。
プロジェクト発足背景や地域課題
戦跡を守り、未来の子どもたちに伝えよう
元々、この掩体壕は私有地にあったものですが、この規模のものは全国的にも稀で、町が買い取って保存・活用すべきと言う意見があり、戦跡保存公園として整備する目的で平成28年10月に町が購入しました。
前述の歴史的背景の一方で、土地利用型の農業が盛んで農業を基幹産業とする本町は、「食に感謝し、平和を願うまち」をテーマにしたまちづくりを進めており、この戦跡が平和学習を目的としたフィールドワークの拠点施設とするべく検討を重ねてまいりましたが、財政上の課題から事業が進まず、掩体壕は年々老朽化が進んでいました。
この課題を解決すべく、本プロジェクトの立ち上げに至りました。
寄附企業と取り組みたいこと
平和学習の充実に皆様のお力添えをお願いいたします
この掩体壕は、かつて東洋一の規模を誇った大刀洗飛行場がこの地にあったことを示す貴重な存在です。町立大刀洗平和記念館への来館者は、平和学習を目的とした修学旅行等の生徒、児童、学校関係者が多く、約半数を占めています。掩体壕が戦跡保存公園として整備されることによって、戦跡を巡るフィールドワークがブラッシュアップされ、平和学習、平和教育のさらなる充実につながるものと確信します。全国的にも稀有な戦跡ですので、未来へ残すべき貴重な遺産として皆様の御力をお貸しください。
独自特典
10万円以上の寄附 | ・町ホームページへの企業名等の掲載 |
20万円以上の寄附 | ・町ホームページへの企業名等の掲載 ・町広報紙への企業名等の掲載 |
100万円以上の寄附 | ・町ホームページへの企業名等の掲載 ・町広報紙への企業名等の掲載 ・感謝状 |
1,000万円以上の寄附 | ・町ホームページへの企業名等の掲載 ・町広報紙への企業名等の掲載 ・感謝状 ・贈呈式 |
戦跡(掩体壕、大刀洗飛行場跡地周辺戦跡等)保存・活用事業へご寄附いただいた場合 | ・戦跡保存公園内に銘板を作成いたしますので、そこに寄附企業様として表示させていただきます。 |