この町の魅力
自然と歴史が共存する人が輝くまち
筑紫野市は、緑豊かな自然、豊富な歴史と文化、地勢をいかした交通利便性により育まれたまちです。市域の西には脊振山系、東には三郡山系という雄大な自然を抱え、市域中央部に広がる平地は福岡平野と筑後平野をつなぐ交通の要衝として古くから栄えてきました。これは現在も変わりはなく、九州自動車道や国道3号、JR九州鹿児島本線、西日本鉄道天神大牟田線が市域を縦断する交通利便性の高い地域として発展してきました。市内には、国の史跡に指定されている宝満山や開湯1,300年を超える二日市温泉など、歴史情緒を感じることができる自然豊かな環境と都会的な利便性が共存しているまちです。また、充実した商業施設や医療提供体制、ゆとりある生活空間などが多くのみなさまの需要を満たし、市制施行から50年を迎えた令和4年には、市制施行当時の約2.6倍にあたる106,000人の市民が暮らすまちとなり、多くのみなさまに選ばれる言わば「ちょうどいいまち」として成長してきました。
取り組んでいきたい事業や力を入れていきたい政策
住みたいまち日本一へ
①まちに活力をもたらす産業の振興と雇用の創出
創業・開業の支援や市内における消費拡大に向けた地場経済対策等を推進し、地域経済の活性化と新たな雇用の創出を図ります。また、新たな担い手の育成や農業生産基盤の整備等により農業経営の持続化と安定化を図り、安全・安心な農産物の安定供給や地産地消に取り組みます。
②まちの魅力の向上と新たな人の流れを促す情報発信
市内に点在する観光資源の相互連携や有効活用により観光の魅力を高めるとともに、積極的な情報発信に取り組むことによる移住・定住の促進や関係人口の創出、拡大を図ります。
③子どもを生み育てやすいと感じるまちづくり
待機児童の解消をはじめ、妊娠・出産・子育て期にわたる切れ目ない支援の充実に取り組みます。また、教育環境の整備や教職員の資質向上等の働き方改革を推進するほか、特別支援教育の推進や不登校児童・生徒への支援に取り組みます。併せて子ども・若者が事件や事故に巻き込まれることのないよう、地域・学校・家庭と連携して、子ども・若者の居場所づくりや体験・学習機会の充実、指導者の育成に取り組みます。
④安全安心なくらしを守る、時代にあった地域づくり
市民・地域の防災力向上を図るとともに、大規模な災害が発生しても、地域社会経済が機能不全に陥らず迅速な復旧ができるよう、防災・減災対策に取り組みます。また、市民の暮らしの安全をまもるため、防犯設備の整備や地域における防犯活動の活性化、空家の解消を推進するほか、交通事故や消費者被害を未然に防ぐための啓発活動に取り組みます。併せて公共交通の利用者が減少傾向にある状況を踏まえ、地域コミュニティや交通事業者等と連携し、持続可能な公共交通網の形成に向けて取り組みます。
地域や住民の方々に何を還元したいか
住み続けたい幸福実感都市
人口減少問題や各地で頻発する大規模な自然災害、新型コロナウイルス感染症の感染拡大、さらにはウクライナ情勢等の影響により足元で続く物価の高騰など、私たちを取り巻く社会経済情勢はかつてないほど激しく急速に変化しています。
こうした状況の中、複雑・多様化する市民ニーズや地域課題に的確に対応し、計画的かつ安定的な市政運営に取り組んでまいります。「人」と「自然」、そして「まち」の調和という本市のまちづくりの理念を継承しながらも、時代の変化に柔軟に対応し、いつまでも住み続けたいと思える持続可能なまちを目指すべく、「ひとが輝き 自然が息づく 住み続けたい幸福実感都市」という将来都市像を、市民、事業者、さらには筑紫野市とゆかりをもつ多くの皆さまと共有し、地域コミュニティを中心とした協働のまちづくりを進めながら、「住みたいまち日本一」の実現に向けて邁進してまいります。